ギリギリの日常ブログ

2019年よりブログ開始。日常の様々な情報をインプットし、ブログの場をお借りしてアウトプットしていきたいと思います。元サラリーマン、資格を取って医療職に転職したサラリーマン医療職です!ブログについて日々試行錯誤中。

患者さん病院にメリットあり!クリニカルパスとは?

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クリニカルパスとは

 

どうも!ギリギリです!

 

クリニカルパスって聞いたことありますか?

 

クリニカルパスとは

 

患者状態と診療行為の目標、および評価・記録を含む標準診療計画で あり、標準からの偏移(ずれ)を分析することで医療の質を改善する手法

クリニカルパス概論より

 

難しいことが書いてありますが、

 

要するに

 

 診療スケジュール表を作り、更新していくことで、最適な医療の提供を目指す仕組みです。

 

クリニカル=「重要な」

 

パスウェイ=「経路」

 

直訳すると「重要な経路」という意味になります。


クリニカルパスで作成する『パス表』というスケジュール表は患者向け、医療者向けと2種類あり、検査、食事、入浴、手術などの予定が記載されています。

 

患者向けパス表の例

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クリニカルパスライブラリーより

http://epath.medis.or.jp/

 

 

医療従事者向けパス表の例

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クリニカルパスライブラリーより

http://epath.medis.or.jp/

 

 

クリニカルパスの始まりは1980年代のアメリカでしたが、現在クリニカルパスは日本の多くの医療現場で導入されています。

 

また、情報通信技術を駆使して、コンピュータを用いたクリニカルパスも行われています。

 

クリニカルパスがこれだけ広まったのは、当然メリットがあるからです。

 

では具体的にどのようなメリットがあるのか患者さん側、病院側から少し詳しく説明しくみていきましょう!

 

 
患者さん側のメリット

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 患者さん側のメリットとしては


・見やすい!分かりやすい!

・スケジュールが立てやすい

・他の施設と比較しやすい

 

などがあげられます。

 

見やすい!分かりやすい!

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「医療って専門用語が飛び交って苦手!」という人もいるかと思いますが、 そんな患者さんでも理解できるようにパス表は、「分かりやすく」「読みやすい」ように作成されています。

 

患者さんが治療スケジュールや内容を理解できれば、患者さんが積極的に医療に参加できることになります。

 

クリニカルパスは患者さんに医療内容、スケジュールを分かりやすく説明して、患者さんが積極的に医療に参加してもらうことを目的の一つにしています。

 

 

 

スケジュールが立てやすい

 パス表を見れば検査、入院、手術、退院までのスケジュールがわかるので、患者さんはスケジュールを立てやすくなります。

 

また、医師、看護師から「10日ぐらい入院することになるので準備しておいてください」と言われても「なぜ10日かかるのか」「10日間なにをするのか」患者さんは知りたいですよね。

 

そんな時、スケジュールが一覧で記載されているパス表があれば、こういう内容をこいういスケジュールで行うから10日必要ということ患者さんが理解するのに役に立ちます。

 

なぜ治療にそれだけの期間が必要なのか、根拠をしっかり病気側が説明して、患者さんと医療者の認識の違いを埋めるためにもパス表は活躍します。

 


他の施設と比較できる

症例にもよりますがクリニカルパスを導入している施設はどんどん増えています。

 

パス表は施設によって異なるので、他の施設とパス表を比較することで、病院の特徴がわかります。あの病院はなぜか入院期間が異常に長いと思ったら、パス表と他の施設のパス表を比較してみるといいかもしれません。

 

ただし、症例によってはパス表が無いものもあるので注意してください。

 


病院側のメリット

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病院側のメリットとしては

 

・医療の質向上

・医療の標準化・効率化

・チーム医療の強化と医学知識レベルの向上

 

などがあります。

 

医療の質向上

クリニカルパスの概要に

 

「標準からの偏移(ずれ)を分析することで医療の質を改善する手法」

 

とあります。

 

作成したパス表を基に医療を提供しても、上手くいかない、治療実績が伸びないということが当然あります。

 

そういう時、何が原因なのか、どの工程に問題があるのか分析し改善していくのがクリニカルパスです。

 

データを取り、分析し、改善策を考え、実行する。

 

PDCAを回すというやつです。

 

この工程を繰り返すことで、医療の質を向上させることができます。


医療の標準化・効率化

クリニカルパスは標準診療計画を作るので、疾患ごとに予めおおよそのプランを決めておくようなものです。

 

症例数が少ないと、標準化が難しいですが、症例数が多い疾患はクリニカルパスをもちいることで作業の標準化、効率化につながります。

 

作業が標準化できればミスの低減やリスク管理、安全対策になり、業務を効率化できれば、人件費、医療材料の節約が見込めます。


チーム医療の強化と医学知識レベルの向上

クリニカルパスによって、医療情報が院内で共有化されるため、各職種の役割分担が明確になります。

 

やることが明確なら、その為の勉強や教育をしやすくなり、知識の向上や質の高い医療の提供につながります。

 

また、他職種が何をしているのか分かるので、この時間は薬の時間だからリハビリは控えようといった、他職種との連携が生まれまれチーム医療の強化も見込めます。

 

 

まとめ

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クリニカルパスを導入することは、患者さん、病院それぞれにメリットがあることがわかります。

 

症例は同じでも、患者さんによって年齢、性別、体の状態は違うので全てが標準化できるわけではありません。

 

しかし、電子カルテの情報をコンピュータで分析することでそれぞれ個人にあったパス表を作成する取り組みが進んでいます。

 

将来は、コンピュータが過去の診療記録をもとに個人専用のパス表をすぐに作成するなんてことが当たり前になるかもしれません。

 

クリニカルパスにより、患者さんがより良い医療を受けられ、病院側もより良い医療を提供できるようになるんですね。

 

最後までお読み頂きありがとうございました!