ギリギリの日常ブログ

2019年よりブログ開始。日常の様々な情報をインプットし、ブログの場をお借りしてアウトプットしていきたいと思います。元サラリーマン、資格を取って医療職に転職したサラリーマン医療職です!ブログについて日々試行錯誤中。

ポイントはナトリウムとブドウ糖の比率?スポーツドリンクとの違いは?これからの季節に必須!経口補水液についてまとめた。

経口補水液をご存知ですか?

 

日本で代表的な経口補水液といえばOS-1があります。

 

www.os-1.jp

 

 熱中症や下痢、嘔吐などの際に素早く水分補給できる経口補水液

 

でも、経口補水液とスポーツ飲料の違いってあまりわかりませんよね。

 

今回は経口補水液についてスポーツ飲料との違いを交えながら紹介していきます。

 

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経口補水液の歴史

経口補水液コレラと深い関係があります。

 

コレラってご存知ですか?

 

コレラとはコレラ菌が原因で発症するの急性胃腸炎です。

 

激しい下痢、嘔吐により体内の水分が急速に失われる病気で感染力が非常に強く、感染者は世界で現在でも20万人以上いると言われています。

 

治療法が確立されていなかった昔は致死率が高く猛威をふるっていました。

 

ある研究者がコレラ感染者に生理食塩水の補液療法を実施したところ致死率が減少した為、コレラに対する補液療法の研究が始まりました。

 

その後、研究が進み素早く水分とナトリウムが吸収できる経口補水液が開発されました。

 

現在、経口補水液開発途上国でのコレラの治療に利用され広く普及しています。

 

経口補水液の普及により、コレラによる死亡率は3%程度まで減少したというデータもあります。

 

日本での経口補水液熱中症や下痢、嘔吐などに利用されています。

 

 

 

経口補水液ってなに?

 

経口補水液には

 

・スポーツ飲料よりも早く効率良く水分が吸収できる

・失われた電解質(ミネラル)を補充出来る

・経口補水療法で使われる

 

と言った特徴がありますが、経口補水液と通常のスポーツドリンクでは何が違うかご存知ですか?

 

経口補水液とスポーツ飲料の違い

 

電解質(ミネラル)のバランスと濃度

・水分吸収速度の速さ

・スポーツ飲料は飲みやすさとパフォーマンス重視

 

電解質の濃さが違う 

経口補水液はスポーツ飲料に比べるとナトリウムやカリウムなどの電解質濃度が高いのが特徴です。

 

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 急激な運動による発汗や下痢、嘔吐によって体内の水分とナトリウム、カリウムなどの電解質が失われます。

 

水分だけとっても失われた電解質を補充できなければどんどん薄くなり、体のイオンバランスが崩れてしまいます。

 

経口補充液は発汗、下痢、嘔吐などで失いやすい電解質をしっかり補充するために電解質濃度が高くなっています。

 

そのため経口補水液は失われた電解質を早く補充出来るのです。

 

 

水分を体内に高速吸収させる秘訣はナトリウムとブドウ糖

 

脱水で水とナトリウムが失われるなら水と塩分をたくさんとればいいんじゃん。

 

と思いませんか?

 

その通りなんですが、単純に水とナトリウムだけでは体内に吸収されるまでに時間がかかるんです。

 

じゃあ吸収速度を上げる為にはどうすればいいのか。

 

実はナトリウムと水を早く吸収するにはブドウ糖が重要なんです。

 

その根拠が下のグラフです。

 

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Slanden and Dawson 1969より抜粋

 

水分の95%が吸収される小腸では水にナトリウムとブドウ糖が混ざることで吸収が促進されます。

 

ナトリウムとブドウ糖のモル濃度比(mol/L)が1:1〜2程度が一番吸収される比率です。

 

グラフを見て分かるようにブドウ糖が多すぎても少なすぎてもダメです。

 

経口補水液はナトリウムとブドウ糖のモル濃度比(mol/lL)が1:1〜2程度になるように調整されています。

 

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経口補水液の注意書きに他の飲み物と一緒に摂取しないことと書かれているのは、他の飲み物と混ざりナトリウムとブドウ糖の比率が崩れてしまうからなんですね。

 

経口補水液を飲むときは注意してください。

 

美味しさとパフォーマンスを重視したスポーツ飲料

経口補水液は脱水時に素早く必要な水分と電解質を補充すること目的とした飲み物に対し、スポーツ飲料は美味しさとスポーツのパフォーマンスをあげることを目的としています。

 

その為スポーツ飲料には、筋肉疲労を軽減させるといわれるアミノ酸クエン酸やおいしく飲めるように糖分が多く含まれています。

 

美味しいのでついガブガブ飲んでしまいます。

 

それに比べ経口補水液を飲んだ人がよく言うのは「おいしくない。」

 

私が経口補水液を飲んだ時の感想は「しょっぱいな~これ」でした。

 

経口補水液は美味しくないのは、早く水分を吸収させること、失われた電解質を早く補充することに重点を置いているからです。

 

最近では人工甘味料の普及などにより経口補水液の味の改良が進んでいます。

 

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経口補水液はどんな時に飲むの?

経口補水液は軽〜中度熱中症や胃腸炎などの下痢、嘔吐などで使用します。

 

熱中症の場合、重症度は3段階に分けられ経口補充療法の適応はⅠ~Ⅱ度になります。

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Ⅰ~Ⅱ度の症状が出た場合はすぐに日陰などの涼しい場所に避難させ、経口補水液を飲ませてあげてください。

 

自力で飲めない場合はすぐに近くの医療機関に運んでください。

 

軽度スポーツ程度ならばスポーツ飲料や水と塩タブレットで水分や塩分の補充が可能です。

 

経口補水液は軽度の熱中症の症状が出現した時や、胃腸炎などで下痢や嘔吐が続く場合の為の万が一の備えとして持っておくのが良いと思います。

 

普段飲んでいいの?

OS-1のホームページでは健康人が飲んでも問題は無いと書いてありますが、脱水の治療目的で利用されることが多い経口補水液を普段飲むことはあまりオススメしません。

 

理由は塩分が多いからです。

 

日本で推奨されている一日の塩分量は8g未満に対しOS‐1は500mlで1.46gの食塩が含まれています。

 

日本人の一日平均塩分摂取量は約10gなのでよほど食が細かったり薄味を好む人以外無理に塩分を摂る必要がありません。

 

また、成人とは体内の水分量が違う乳児や高血圧、腎不全などの病気がらある人への使用にも注意が必要です。

 

使用については医師に確認しましょう!

 

日本の経口補水液を2つ紹介!

日本で一番有名な経口補水液OS-1ではないでしょうか。

 

OS-1は、ポカリスウェットを販売している大塚製薬が製造している経口補水液です。

 

OS-1消費者庁から個別評価型病者用食品の許可と特別用途食品、個別評価型病者用食品の表示許可を取得しているので、商品ラベルには下記のような表示がされています。

  • オーエスワンは、電解質と糖質の配合バランスを考慮した経口補水液です。
  • 軽度から中等度の脱水状態の方の水・電解質を補給・維持するのに適した病者用食品です。
  • 感染性腸炎感冒による下痢・嘔吐・発熱を伴う脱水状態、高齢者の経口摂取不足による脱水状態、過度の発汗による脱水状態等に適しています。
  • 大塚製薬OS-1商品ホームページより引用
  • https://www.os1.jp/    

 

 消費者庁のお墨付きであれば消費者としては安心ですよね。

 価格:1本200円前後

 賞味期限:製造から12カ月

メーカー:大塚製薬

 

 

もう一つ紹介するのが明治が製造しているアクアサポートです。

 

アクアサポートはOS-1とほぼ同じ成分でつくられている経口補水液なので、水分の吸収速度はOS-1と同じです。

 

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ただし、OS‐1とは違い消費者庁から個別評価型病者用食品の許可を取得していません。

 

そのため、OS-1と比べるとブランド力や、知名度が低いですがOS-1と成分がほぼ同じで安価であることがアクアサポートの魅力です。

 

一度お試しください。

明治アクアサポート【経口補水液】500ml×24本

明治アクアサポート【経口補水液】500ml×24本

 

価格:150円前後

賞味期限:製造から12カ月

メーカー:明治

 

味が違うので飲みやすい方を選べばOKですが、消費者庁の許可があるOS-1の方がなんとなく説得力があります。

 

ブランド力と知名度は大切ですね!

  

私は安さ重視なのでアクアサポートですかね(笑)

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節約!経口補水液の作り方

 

経口補水液は自宅で簡単に作ることができます。

 

作り方は1リットルの水に3gの塩と20〜40gの砂糖を入れて溶かすだけなので非常に簡単です。

 

ただし

 

カリウムが含まれない

・使用する水によって電解質の濃度が多少変化する

・保存が効かない

・美味しくない

 

などのデメリットがあります。

 

カリウムはバナナなどのフルーツに多く含まれているので、フルーツを摂取することで補給できます。

 

あくまで簡易的な経口補水液であって市販の経口補水液の精度には及びませんが、簡単に作れるので、知識として覚えておいておいてはいかがでしょうか?

 

最後に

経口補水液は脱水で失われる水分や電解質(ミネラル)を素早く補充できる飲料水です。

 

これから熱中症が増える季節。

 

熱中症の治療法として経口補水液は活用できます。

 

外出時、経口補水液を1本持っておくといざという時に役に立つかもしれませんね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。